5647 小使いさんはお愛想が嬉しい

昭和

令和7年(2025年)8月8日(金)。10時20分23.4℃。降水量0.5mm/h。風向・南南東。風速2.7m/s。日照時間5分。雨。積雪深…cm。

今週の6日は作業着デイ。管理するマンションの草取りです。写真奥から手取りを始めて、手前に向かっている。一番小さいヤツ、中くらいで少々干乾び始めたドクダミ、それ以上に大きく茎が固く厄介なヤツ……

1本1本引き抜く。しおれた花に蜂1匹が羽音を鳴らしてまとわりつく。俺は無害だ、とつぶやくが手で振り払うことはできない。ひたすら刺激を与えないように緊張の作業でした。

1匹のアリンコが太ももあたりを上って来る。茎が固い根っこをほじくるとダンゴムシが這い出す。雨水が透過するアスファルト敷きですが昆虫天国です。

除草剤を撒くとか、刈払機で一網打尽とかはしない。ここは地べたに近く、目線も低くやっています。さっぱりした地べたを後ろに残し、少しずつ前に進む。地道な作業が性に合って楽しい。そうこうするうちに雨。背中がぐっしょり濡れるほどでした。

会社の駐車場で「草を刈ってあげるね」と喜ばすと「キャハハハー」と感謝の奇声を上げた若い生保の営業の女性と出くわした。「作業着を着るんですか!?」。「社長兼小使いさんだ」と答えると「キャハハハー」。

小使いさんは私達の世代のアイコンで、若い娘には通じない!! 校務員という言葉もあった。昔話も共有できないのだ。コロコロ笑うのとは違うが、お愛想をしてくれるだけでまあいっか。素直に作業員と言えばよかった。

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