令和7年11月7日(金)。10時50分14.8℃。降水量0.0mm/h。風向・北西。風速7.2m/s。日照時間44分。曇り。積雪深0cm。
今週の連休明けの火曜の午後5時過ぎ。あたりは真っ暗。会社の引き戸が勢いよくガーッと開いた。男鹿のナマハゲみたいに立ちはだかって「(クマに)気つけれや~~」のがなり声。開け方ですぐ知人と分かったが、これが市民に交わされる最近の挨拶のスタンダード。
ナマハゲ風は余分ですが「寒くなりました」の挨拶はそっちのけ。「お互い気をつけよう」が、口をつきます。
彼の住まいの近くに出没したことを受けてのこと。昨日は自宅西側にも出た。東側の良く通うスーパー敷地にも出た。同じ個体とすれば、自宅周りを通ったことも考えられる。「気つけれや~~」はまさにツボを得た直言になりました。
山持の友人。その彼が久しぶりに来社した。「約束してたから」と手には原木ナメコの小袋が二つ。「それよりアダ(=あなた)大丈夫だったか」と私。栽培地は結構車の通りが多い農道沿いの里山。近くにクマの好物の栗の木もあるとか。
「やられた!!」と思ったことがあったそうだ。クマよけスプレーは必須。何かの物音でびっくりして脇腹に手を回すとねっとり。クマに襲われて出血したと思ったそうだ。それはスプレーの内容物。安全装置を解除していたので、何かの衝撃で放出された液体だった。
キノコの流通量は激減した。怖くて人が山に入らないから。但しホダギで育てる彼の原木ナメコは車の騒音が響く里山での栽培。クマの危険と高値のナメコ…… 危険にはとても見合わない。「気つけれや~~」

