令和7年11月24日（月）。10時00分10.8℃。降水量0.0mm/h。風向・東。風速2.9m/s。日照時間1分。曇り。積雪深0cm。
「こんな仕事してたなぎゃ（＝していたんですか？）」。お向かいのお嫁さんの母親。お孫さんの送迎で時々駆り出される。運転席で孫を待っていた。私の作業ぶりを見ていて、ついに車を降りて話しかけてきた。
私の手際の良さを見てそう思ったのか、それは分かりません。「ただの会社員。見よう見まね。自己流です」
「本職が見れば素人がやったのは丸分かりだと思います」。最近、雪吊りの本場の金沢の職人さんの動画を見て知った。４本で吊るのは縁起が悪いからやらないとか。４本吊りが多い私はでＮＧ！？ 秋田のしきたりはどうなの！？
杭のてっぺんを頭と呼び、職人の遊び心で飾りの輪っかを作る。その手法は色々あるみたい。私は小学校時代に模型飛行機作りで覚えた手法を応用している。動画では男結びの変形に見えた。それはとても無理。外面重視の手抜きです。
件のオバアチャン。その輪っかを褒めるのだ。２０年以上続けているけれど、この輪っかを褒めた人にやっと出会えました。こだわってループの向きや大きさをそろえたり。自己満足のためとはいえ、アレコレ気配りして仕上げたことが認められたのです。嬉しかったです。
するとお嬢ちゃんがスルリと車に乗り込み、会話が途切れて残念でした。小学生のお嬢ちゃんは私には一瞥もくれず…… 人懐っこいオバアチャンなのに、難しいお年頃かもね！？ 別れ際の「お世話になって」には「若い人のお陰で、こちらは安心を貰ってま～す」
