令和7年11月26日(水)。10時00分11.0℃。降水量0.0mm/h。風向・北。風速4.6m/s。日照時間24分。曇り。積雪深0cm。
誇張かもしれない。茅葺屋根の軒下に黄色に色付いた干し柿の暖簾、刈り取られた田んぼには実りの稲束を稲架掛けして天日干し、ダイコンも稲架掛けされて白い簾……
原風景みたいに記憶に残った世代である。それがコンバインの導入が大きい。稲架掛けが姿を消し……
10年ほど前までは自宅の隣が家庭菜園だった。組んだ丸太に立派なダイコンが天日干しにされるのが恒例。これだけクマが生活圏に出没する昨今、それは強制終了でしょう。剣呑な時代です。カキ、クリなどの生り物の木は、目の敵にされるし。
毎年恒例の玄米漬け。これまではカーポートに置いていた。猫は自由に往来できる。まさかと思うが…… 結構匂いも強くて嗅覚の鋭い奴らには食物の在りかを知らせるシグナルになりかねない。食べ物は外に置かない、がマスト。玄関内に置くことに。
バリアフリーなので玄関まではタオルケットでズルズル。漬け樽の垂直移動はもちろん私です。女房には負担が大きすぎる。腰を落として姿勢を正し、下半身主導で。ギックリ腰防止の構えです。当たり前ですが漬物石は最後の最後にセットしました。
外界を遮るのは玄関の引き戸一枚。「(それでも)大丈夫かな」と心配する女房。「キャディーバッグに匂いが移るね」。匂いがゴルフ場でクマを誘い出したり…… 取り越し苦労と、笑われそうですが、この心配の連鎖は何だ!? 昨日は一枚の窓越しにクマと対面した住宅街の住人がいた。身が凍ります。

