5868 ひっくり返し中

渾身

令和8年3月17日(火)。10時20分8.1℃。降水量0.0mm/h。風向・西北西。風速5.7m/s。日照時間59分。晴れ。積雪深0cm。

第4作目のサコッシュの3月7日14時14分の姿です。高校同期の友人の急死を悼む急な飲み会、翌日の葬儀。その翌日のゴルフ場での本来のデビュー、その後の飲食店…… もはや日常使いで定着している中での途中経過ですが……

袋物なので裏っ返しで縫い合わせている。どっかのタイミングで表に返す必要があります。

その作業は緊張に次ぐ緊張です。一番の心配は裂けることなくひっくり返るか、です。弱い縫目から革が裂けないか、ひっくり返した縫目が引き攣れで無様に露わにならないか、底の4隅の革が取り合う部分の収まりがうまく矛盾なくいくか……

など、たくさんの不安を抱きながらの作業になるのです。もちろん手作業。指力がマックス必要になります。こんな時に思うのは女性の白魚のような指では無理だな、と。レザークラフトは男の仕事なのかも、と思うのです。

底の四隅を出すには写真下のコバ磨き用の木製スティックが活躍します。無理っちゃり押し込んで3枚重ね、4枚重ねの革を、内側から綺麗な外観に整えるのです。押して、押して革が押し負けて一気にゴロンと正しい姿に態度を変えるまで押し込むのです。本当に大丈夫かいな、と不安もありつつ思いっ切りの力技です。

この段階でポケット付きの内袋はしっかり革の折り目の中に縫い込まれています。これから手提げの持ち手を付けます。それはサコッシュを一周するステッチで持ち手を固定するので、大事な工程。見栄えを左右する最後の縫い方です。

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