令和8年4月12日(日)。10時30分11.5℃。降水量0.0mm/h。風向・西。風速10.3m/s。日照時間46分。晴れ。積雪深0cm。
救急車の中で救急隊員に聞かれた「倒れた時のことを覚えていますか」。この問いが非常に印象に残った。1回だったかもしれないし、同じ人に何回か、違う隊員ごとに聞かれたかは分からない。何かを聞き出したがっていたのは理解できた。
私は私で、あくまでも理性的に、自律的に体をコントロールできていた、と思いたい気持ちが先に立って、あやふやな記憶、空白の記憶などをできるだけ排除しようとした。自分が倒れる直前の行動、倒れた後の周囲の状況を説明することで「覚えています」と言い切っていた。
その瞬間をストレートに表現しないで、前後の記憶を繋いで辻褄を合わせていたのだ。
聞き手の隊員たちは長年の経験もあろうから、私の挙動、傷口の状況などからある“状況”を感じ取ったと思う。こんな人間は、このような行動をとりがちだ、という経験則もあったかと思う。
今、冷静に振り返ると「覚えていますか」という単純な問いには「覚えていない」が正解。救急隊員が想像した“状況”は失神。頭の裂傷は浴場のカランをセパレートする薄い石材の角で切れたもので、防御行動をとった形跡がないことの現れ。自分は意識を失ったとは考えたくもなかった。
AIにも聞いてみた。「それは医師にとって非常に重要な情報なので、ぜひそのまま伝えてください」とあった。頭でっかちに歪めて伝えたら駄目なのです。これは隊員が付けた心電図の電極!? 翌朝、貼りついていた自分の姿を見て飛び上がる程びっくりしました。
